インターンシップって何だろう
大学3年生になると就職活動を意識し始める人が一気に増えてきます。大学のキャリアセンター主催の「就活セミナー」も開催されますし、就職活動のスイッチが半ば強制的に入れられるわけですね。
しかし、3年生の春からいきなり企業の採用選考を受けられる訳ではありません。採用選考の本番(国内の企業は年明けくらいから多くなる)に向けて、自分を高めたり、社会・企業への理解を深めていく時間が、3年の春から秋にかけての時間です。
そこで一気に名前を聞く回数が増えるのが「インターンシップ」です。しかしインターンシップといっても会社によって様々な形態があります。
通常の「インターンシップ」は大抵は以下のパターンに分けられます。(もちろん例外はたくさんあるのですが、理解への一歩として)
1,ベンチャー企業などが、長期(一ヶ月から年単位)にわたって学生をインターンシップとして雇う場合。企業研究よりも働くことによるスキルアップなどに重きを置いている場合が多い。
2,数日間から1週間または一ヶ月程度の比較的短期間で、企業研究や業界研究を主とした業務体験型のインターンシップ。大企業に多い。
3,採用セミナーを行うにはまだ早すぎるので、「1dayインターンシップ」という名前にして、セミナーであることを否定する為の口実にされている名前だけのインターンシップ。これも大企業に多い。
多くの就活生は3の1dayのものと1や2の「実際に働く」インターンシップを混同している場合が多いのですが、3はインターンではなくただのセミナーです。(もちろんセミナーだからといって参加する意義がないのではありません。)インターンに参加するときは、中身をよく見極めるようにしましょう。